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■開業医らと連携強化 2007.07.28
石巻赤十字病院
入院診療を急性期に特化へ
手始めに30日、情報交換会/
 二〇一〇年度を目標に石巻圏の「中核的急性期病院構想」を掲げる石巻赤十字病院(飯沼一宇院長)は、地域医療の連携体制を整えるため、医療機関との緊密なネットワークづくりに乗り出す。急性期医療に特化した入院診療を進めるには、開業医や病院との役割分担・連携が不可欠と判断した。まず三十日に石巻市内のホテルで石巻赤十字の現状を理解してもらう講演会・情報交換会を開催。その後、医学講演会や研修会など定期的な交流の場を持ち、「顔の見える連携」(飯沼院長)につなげていく。

 石巻赤十字の中核的急性期病院構想は、「断らない救急」「患者志向の切れ目のない連携」をスローガンに、(1)人材の獲得・育成(2)医療の質と安全の推進(3)救急医療体制の充実(4)疾病別ネットワークの構築−の四点を基本戦略に掲げている。

 構想実現の第一歩として、石巻赤十字の登録医(百三十人)である開業医や病院医師との連携を強化。具体的には、地域医療の拠点病院として急性期医療を充実させるため、紹介患者の受け入れや、亜急性期に移行した患者の転院、退院後の医療機関の紹介などをスムーズにすることを目指す。

 病院間連携の取り組みでは、石巻赤十字の乳腺(せん)外科の専門医が五月から石巻市立病院と女川町立病院で乳腺外来の診療をしている。

 三十日の講演会と情報交換会は午後七時から石巻グランドホテルで開く。石巻赤十字の袴塚崇放射線科部長が「画像診断と地域医療連携」、石橋悟救急部長が「当院の救急体制と目指す方向」の題でそれぞれ講演。各診療科代表が各科の診療状況を紹介する。

 石巻赤十字は昨年五月の新病院開院後、患者が増え、登米市や南三陸町まで診療圏が広がった。三百九十二の病床は稼働率が90パーセントを超え、常時満床状態。救急患者の受け入れを断らざるを得ない事態が心配されている。

 飯沼院長は「急性期病院として地域の期待と信頼に応えられる拠点病院づくりが使命。地域の医療機関との連携、機能分担を進めていきたい」と話している。
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