| ■「鯨の石巻」に熱気集結 |
2007.07.08 |
全国初のフォーラム開幕
ホエールランド会場4首長、捕鯨再開訴え宣言/
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捕鯨への理解を深めてもらおうと、全国初となる「鯨フォーラム2007」が七日、石巻市鮎川のおしかホエールランドと、同市成田のビッグバンの二会場で開幕した。テーマは「食彩・感動 いしのまき」。捕鯨再開を訴えるタウンミーティングをはじめ、鯨肉の試食会、食を語る女性たちのトークショーなど、多彩な催しが繰り広げられた。初日は予想を大幅に上回る約一万三千人(主催者発表)が訪れ、「鯨の町」は大勢の人でにぎわった。八日まで。
初日のメーンは、おしかホエールランドであった沿岸小型捕鯨の再開をテーマにしたタウンミーティング。石巻市、網走市(北海道)、南房総市(千葉)、太地町(和歌山)の四首長が「全国鯨フォーラム2007 石巻宣言」を採択し、捕鯨再開を呼び掛けることを決めた。
宣言は、捕鯨を「何世紀にもわたって受け継がれてきた伝統的海洋文化」と位置づけ、四地域の重要な地域資源である沿岸小型捕鯨の再開を国に対し強く求めることなどを盛り込んだ。
米国アラスカ州アンカレジで五月にあった国際捕鯨委員会(IWC)総会では、これら四地域で行う沿岸捕鯨の捕獲枠設定に向けた決議を提案したが、日本は米国などの反対に遭い、提案を取り下げた。
四地域の首長は、商業捕鯨モラトリアム(凍結)が発行されて以来、初めて顔を合わせたという。土井喜美夫石巻市長は「今日の会議を第一歩とし、沿岸小型捕鯨の窮状を理解してもらう運動を展開しよう」と呼び掛け、地域資源を守りながら、鯨の食文化を次世代に引き継ぐ考えを表明した。
参加した首長は「鯨による潤いを全町民と分かちあう『住民捕鯨』に取り組んでいる」(三軒一高太地町長)、「貴重なタンパク源を提供してくれ、市民の命を守った地域産業の復活を目指す」(大場脩網走市長)などと語り、捕鯨再開へ向けた意気込みを訴えた。
会場では、カツオやサバ、タコなど水揚げされたばかりの水産物を「市価の半分以下」(牡鹿漁協)で提供する「とっておきの金華山いちば」や、鮎川婦人会が鯨の竜田揚げとすきやき(計三千食)を提供する無料試食会もあり、大勢の買い物客らでにぎわった。
八日はメーン会場をビッグバンに移す。俳優の菅原文太さんらが、捕鯨と石巻のかかわりについたパネル討論をする。地元食材を使った鯨料理十品を振る舞う「石巻の味フェスティバル」で締めくくる。
【ステージでアトラクションが披露され、大勢の人でにぎわう会場=おしかホエールランド】 |
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