| ■アルパの音色聴いて |
2007.06.24 |
がんと闘い世界的奏者招へい
南三陸町志津川出身歯科医師
27日、母校で演奏会/
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南三陸町志津川出身で、がんと闘いながら中南米の民族楽器でハープの一種「アルパ」の世界的奏者ニコラス・カバジェロさん(五八)=パラグアイ=の日本公演を実現させた男性がいる。仙台市で歯科医院を営む本田宏彦さん(五六)。実兄で本田記念あおいクリニック(同町志津川十日町)院長の剛彦さん(六四)が協力し、二十七日午後一時半から母校・志津川小の体育館でも演奏会が開かれることになった。「弟が命を燃やしてきたアルパの音色を聴いてほしい」と多くの人に来場を呼び掛けている。
宏彦さんは、十八歳の時にアルパに魅せられ、一九八一年にはパラグアイに音楽留学。帰国後、仙台で歯科医院を営みながら、全国で演奏活動を続けた。「天才」と称されるカバジェロさんはあこがれの存在で、九二年にスペインの滞在先を訪問した。それ以来親交を深め、二〇〇二、〇三年には仙台公演を果たし、再会を固く約束した。
昨年六月、腎臓がんが見つかり十月には肩や腰の骨にも転移した。病気と闘いながらもカバジェロさんとの約束を果たそうと奔走し、十六日の仙台公演を皮切りとする四年ぶりの日本公演にこぎ着けた。
「日程が許すなら、母校での公演ができないかと働き掛けた」と剛彦さんは語る。「アルパは弟のライフワーク。地元の子どもたちにも、ぜひ聴いてほしい」。何より「悔いを残させたくない」という思いが、体を突き動かした。自ら主催者となり協力を要請した結果、学校も快諾した。当日は宏彦さんがカバジェロさんの紹介役を務める予定という。
志津川小とともに剛彦さんが校医を務める清水、荒砥両小の児童も参加し、アルパの音に耳を傾けるが、父母や町内外にも広く来場を呼び掛けている。二十八日には、本田記念あおいクリニックの二階でもミニ公演が行われる。
二十六日まで申し込みを受け付けている。入場無料。申し込みは二十六日まで志津川小0226(46)3645、豊田教頭へ。または同クリニックの窓口に直接申し込むこと。 |
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