| ■ワカメ生産高12億円超 |
2007.06.16 |
コンブも好調3割増
気仙沼 本吉・今季/
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今季の気仙沼・本吉地方の養殖ワカメとコンブの生産高は、品質が良かったことから双方とも昨年を大きく上回った。生産量はワカメで一割ほど少なかったが、金額は逆に一割伸びた。コンブは数量が一割、金額は三割増。県漁協気仙沼総合支所は「暖冬による海水温高が懸念されたが、影響はなかった。低気圧被害などもなく安定した生産ができた」とみている。三陸ワカメ・コンブのブランド化が順調に進み、安定した需要に支えられた面もあるようだ。
同支所のまとめによると、四月で入札を終えたワカメは塩蔵(ボイル)が二千百二十六トン、乾燥が四十五トンで合計二千百七十一トン。金額は塩蔵十一億六千二百万円、乾燥五千八百万円で合計十二億二千万円だった。
数量は全体で昨年より二百八十六トン(11・6パーセント)少なかったが、金額は一億三千万円(11・9パーセント)増えた。生産量の多くを占める塩蔵もので十キロ当たりの値段が今季は五千四百六十五円と昨年を千百二十一円(25・8パーセント)も上回った。高い品質が量の目減り分をはね返した。
コンブは五月末で入札を終えている。生産量は塩蔵が百二十九トン、にぎりコンブ(乾燥)が二十三トンの計百五十二トン。昨年の塩蔵百十七トン、乾燥十八トンを両方とも上回り、合計では十七トン(12・6パーセント)増となった。
金額は塩蔵三千四百万円、にぎりコンブ二千百七十四万円で計五千五百七十四万円。昨年は塩蔵二千七百万円、にぎりコンブ千五百九十万円の計四千二百九十万円で、千二百八十四万円(30・0パーセント)もの大幅増となった。ワカメ同様、高品質に支えられた。
三陸産ワカメの価格は二〇〇一年、中国産の輸入品に押されて暴落した。塩蔵の平均価格は十キロ当たり三千円台まで後退し、それまでの六割の水準に落ち込んだ。その後、水産庁が養殖業構造調整支援技術等緊急開発調査事業を実施。質の良いワカメを生産しようと、種苗の選別などを続けてきた。生産者も外洋で育てた高品質のワカメの割合を増やすなど自助努力をした結果、単価は回復した。
関係者は「三陸ワカメとコンブのブランドを守っていくためにも、高い品質と安定した生産を続けていきたい」と話している。 |
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