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■市長、財政支援も前向き 2007.06.16
青果市場移転
石巻市議会総意で要望書/
 石巻市議会の高橋誠志議長と六会派の代表は市議三十四人の総意として十五日、移転計画が持ち上がっている石巻青果花き地方卸売市場の市内移転に市の努力を求める要望書を土井喜美夫市長に提出した。土井市長は「議会の皆さんと全く同じ考え」と述べ、要望に沿って市内移転に努めることを約束した。運営会社の石巻青果(近江恵一社長)など市場関係者との十四日の話し合いでは財政支出を伴う支援に難色を示したが、市議会に対しては財政支援にも前向きな姿勢を見せた。

 議長名で提出した要望書では、石巻青果の移転計画に合わせて東松島市の地権者の誘致活動が表面化しており「このままでは取扱高百六十億円の優良企業である市場が石巻市から転出しかねない」と憂慮。民設民営の市場になった石巻青果が市内で事業を継続できるよう、市とともに最善の整備方針を見いだすことを求めている。「でき得る限りの財政支援やインフラ整備」も明記した。

 会派の代表たちは「青果市場が市内にぜひ残るよう努力してほしい」「市外に出ていかれたら大きな損失。市内移転に向け誠意を尽くすべきだ」などと市場を市内にとどめる努力を促した。

 土井市長は「市議会で青果市場の問題で意思統一をしていただいた。私もその通りだと思う」と議会の総意を重んじて、市内移転に努める考えを示した。

 十四日の話し合いで財政支援に否定的だったことを指摘され「やらないとは言っていない。インフラ整備には前向きな意向を伝えた。(その気持ちが)伝わっていないということはない」と回答。これまでの姿勢から一転、市場の移転事業を市が財政的にも支える方針を示した。

 移転に向けた法的手続きが難しいと市場側に示唆したことについて、土井市長は「用地があるから移転できるというほど簡単ではない。事務的にクリアしなければいけない問題がたくさんあるから、市の専門家に相談してほしいと申し上げたつもり」と説明した。

 青果市場の移転問題では先に共産党議員団と、四会派の連名による市内移転の申し入れがそれぞれ市に対して行われている。会派代表者会議などで全議員が市場の市外移転に危機感を共有していることを確認。総意による要望書をまとめた。
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