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■石巻市と市議会 迷走 2007.06.05
青果市場問題
4会派が市長に要望 土壇場の中止なぜ/
 石巻青果花き地方卸売市場の移転をめぐり官民に不協和音が生じている問題で二日、石巻市と市議会が急きょマスコミに要請した取材を土壇場でキャンセルするなど「迷走」する一幕があった。

 二日午後二時ごろ、市議会の四会派が四時に土井喜美夫市長に青果市場の件で何らかの要望をするという連絡が市広報広聴課を通じて石巻記者クラブの加盟社に流れた。ところが午後三時半すぎ、突然「中止」の連絡が入った。休みや別の取材予定などを返上して取材先の市役所に駆けつけた記者にはキャンセルの連絡が届かなかった。

 市産業部の今野拓司部長によると、石巻市成田の北上川河川敷であった「北上川下流水防演習」の最中、ある市議から電話で青果市場問題で市長に要望したいとの申し出があった。秘書課と市長の日程を確認。午後四時に日程が取れたため、記者クラブにも取材を要請した。しかし程なく、その市議から「できなくなった」という連絡があり、市議団の要望を受ける予定自体を中止せざるを得なくなった。

 市議らの話を総合すると、要望行動を働き掛けた会派は「みらい石巻」(長倉利一会長、五人)。市長日程を確認した後で、ニュー石巻(阿部欽一郎会長、七人)、新世紀クラブ(菅野昭雄会長、四人)、公明会(伊藤啓二会長、三人)に同調を持ち掛けたが、不調に終わった。

 市産業部は要望の中身について「分からない」としているが、土井市長が受け入れられる内容でなかったか、会派間の連携が乱れたらしい。

 青果市場の問題では、みらい石巻と対立するグローバル石巻(阿部仁州会長、九人)が、石巻市内への市場存続を求める立場で行動を進めており、他会派にも賛同を求めている。十二日までに会派の意見を集約した後、土井市長に存続への協力を申し入れる予定だった。円満解決に向けて市議会が同一歩調を取ろうとしている中で、みらいが示した行動に不快感を表す市議もいる。

 青果市場の開設権を市から譲り受けた石巻青果(近江恵一社長)は老朽化して狭い市場を移転新築する方針を明らかにしている。しかし、市場を現在地で整備するのが民営化の前提条件だったする市と主張が食い違い、移転協議が平行線。東松島市の地権者が移転誘致に乗り出したこともあり、石巻市議会では市外への移転を心配する声が大きくなっている。
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