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■優雅クマガイソウ 2007.05.24
気仙沼自生地で見ごろ
例年に比べて10日早い/
 気仙沼市水梨地区の山林で、ラン科の野草クマガイソウが見ごろを迎えている。自然に生えている貴重な群生地で、土地の所有者が発生に適した環境が保たれるように、生育に支障となる雑木を切ったり、花の授粉をしたりなどの手入れをしている。

 クマガイソウは十六日ごろから咲き始めた。例年に比べて十日ほど早いという。特徴のある対称的な二つの大きな葉の上に、ちょうちんのような袋状の花が咲く。

 美しく目立つために盗掘されることが多く、森林伐採などもあって全国的に自生地は減少している。

 絶滅が心配されるとして、環境省のレッドデータブックにも絶滅危惧(きぐ)種として記載されている。

 水梨地区の群落一帯は杉木立の中の半日陰で、木漏れ日が当たり、地面に湿気があるなど、条件がそろった場所。若い株も含めて五百株はあり、そのうちの百株ほどが花を付けている。

 山林の所有者は、盗掘の恐れがあるため、場所は公表していない。

 所有者の男性は「野草は家庭での栽培が難しく、盗掘しても大半は枯らしてしまう。山野から持ち帰るよりも、自然の植生地を守ったり再生させたりすることが必要ではないか」と話している。

【木漏れ日の中、杉林に咲くクマガイソウ】
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