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■「磯焼け」の実態学ぶ 2007.05.18
本吉大谷中
海藻再生にも挑戦/
 コンブやワカメなどの海藻が広範囲にわたって消失してしまう「磯焼け」について学ぼうと、本吉町大谷中二年の生徒三十六人が十六日、大谷地区の畑尻海岸で海藻類を調査した。磯焼けに詳しい谷口和也東北大大学院教授らの研究に参加し、海藻の再生実験にも挑戦する。

 磯焼けは地球温暖化などの影響で海藻を食べる魚の生息域が北上したことや、ウニなどの増殖により海藻を食べる量が増えたことが原因とされる。気仙沼・本吉地方では一九九〇年代から被害が深刻化し始め、南三陸町沿岸などで海藻類の減少が著しい。

 生徒は谷口教授の話を聞きながら、海岸近くに生育するマツモやスジウスバノリなどを観察。本吉地域では珍しいエゾバフンウニなども見つけ、生物の名前や様子などをノートに書き留めていた。

 再生実験は、海藻類の生育場所を奪うムラサキインコガイを取り除き、新たにマツモやフノリなどを生育させて、海中の海藻類を増やす。生徒たちは岩場についた貝類をスコップなどで削り取り、海藻が成長できるようにブラシできれいにした。

 参加した尾形茜さん(一三)は「身近な海岸に多くの種類の海藻があることが分かった。きれいな環境を守るために努力したい」と語った。

 今後も定期的に岩場の調査を続け、新たに生育する海藻類を観察する。谷口教授は「海藻類が再生するまでには二年くらいかかると考えられる。子どもたちと一緒に再生の過程を研究していきたい」と話した。
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