| ■「移転なら新協定書を」 |
2007.05.24 |
青果市場問題
利用者に土井市長が示す/
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石巻青果花き地方卸売市場の移転新築問題で、石巻市は二十三日、市場を利用している買い受け人団体と仲卸業者の代表から話を聞いた。出席者からは「東北の拠点市場のため取扱量が増えており、今の施設では狭い」と現状の不備を指摘する意見が相次いだ。土井喜美夫市長は「移転する場合は(市場の運営会社・石巻青果と市が取り交わした)協定書を破棄してほしい。話し合って新しい協定書を作ればいい」と答えた。
意見交換会には、買い受け人の石巻青果商業協組の伊達民也理事長、石巻青果連合会の佐々木良悦社長、仲卸の石巻青果仲卸会の伊藤浩之さんら八人が出席した。市場開設者でもある石巻青果(近江恵一社長)は招かれなかった。
市場移転の際、水道や道路などさまざまなインフラ整備の支援を石巻青果が市に求めていることについて、土井市長は「厳しい財政の中では無理」と基本的な認識を示した。さらに「新たな協定を結ぶ時には、お互い再協議してできることはやる。できないことは約束できない」と強調した。
佐々木社長は「市場利用で、仲卸業者から不満を聞く。なるべく早く対応してほしい」、伊達理事長は「東松島市で手を挙げているが、市場は石巻市内に造ってほしいという思いがある。どうにもいかない時は、大きなかじを切ってほしいと石巻青果には言っている」と話した。
石巻市議会会派の市場視察や、東松島市赤井の地権者代表が誘致に向けた署名活動を展開していることを踏まえ、市が市場利用者の考えを直接聞くため意見交換会を設定した。出席者は交換会の内容を石巻青果に伝える。
石巻青果市場は公設だった時、老朽化に伴って、石巻市蛇田西部地区の土地区画整理事業地内に移転新築する計画だった。しかし、市の財政難を理由に二〇〇三年三月、計画の中止を決定。財政的に余裕のない市は移転整備から現在地での整備(存置整備)に方針転換した。
開設権を〇五年二月に市から受け継いだ石巻青果は、民設民営になった直後に移転新築の意向を表明。協定書には、建物と敷地の十五年間、無償貸付や、「新設する際には、その時点の財政状況を勘案し、助成等誠意を持って対応する」という項目もある。 |
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