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■大盤平の放牧休止 2007.05.19
石巻市北上・開設41年で初
農家高齢化が影響、申し込み激減/
 石巻市北上町十三浜の市営大盤平放牧場が今年、放牧を休止した。開設以来初めて。利用申し込み頭数の減少が原因。来年度以降の放牧については未定だが、利用頭数が増加しなければ、このまま閉鎖する可能性もある。

 大盤平放牧場は、一九六六年に開設された。標高が三六八メートルで、広さは二九ヘクタール。例年、五月から十月ごろまでが放牧期間で、主に乳用牛が夏を過ごした。伸び伸びとした環境で運動不足を解消でき、衛生面などの管理も万全で、農家からの評判も高かった。

 北上総合支所産業建設課によると、今年も二月から放牧場の利用者を募集したが、三月までの申込数は十三頭にとどまった。二〇〇五年は四十三頭、〇六年は三十二頭と急激に減少した。再募集を行った際、申し込みが少なければ放牧を休止する考えも通知したが、利用者は増えなかった。

 同課は「農家での飼育頭数が減っていることが主な原因」と説明している。規模の大きい農家は、北海道の牧場に飼育を預託するケースもあるという。

 市は、同市三輪田の市営上品山牧場との統合も計画していた。今年、放牧を申し入れた十三頭のうち市内の農家の六頭には、上品山牧場での放牧を提案したが、各農家は上品山牧場が肉用牛中心であることなどを考慮して預けず、各農家で夏を過ごさせるという。

 一九九五年から放牧場の管理人を務め、自身も畜産農家を営んでいた今野伊豆夫さん(六九)=石巻市北上町橋浦=は「期待していた農家もあり、残念なこと。農家の高齢化が進み、衛生面も厳しくなって管理が大変になった。畜産農家は減っている」と厳しい現状を説明している。
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