トップニュースファイル≫2007年05月
■交通不便地区解消など協議 2007.05.17
石巻市、来月中に会議設置
廃止バス路線抜本再編/
 石巻市は、地域の実情に応じた交通サービスを実現するため「地域公共交通会議」の設置を決め、設置要綱案を庁議で了承した。委員の同意を得て六月中の設置を目指す。交通会議は、三月までに策定した総合交通計画に基づき、交通不便地区の解消、災害に強い安全な交通網確立、地域連携の強化などを目指して市全域の交通施策を協議する。今後、旧市町ごとに設定するエリア別の運行協議会が発足し、各エリアで望ましい地域内の交通形態を模索することになっている。交通会議は市全体の幹線交通とエリア内交通の整合性を図る役割も持つ。

 設置要綱案によると、交通会議は地域の需要に見合った住民生活に必要なバスなどの交通手段を確保し、旅客輸送の利便性を増進する。地域にとって適切な交通サービスの実現に向け必要事項を検討し、乗り合い旅客運送などの形態、運賃や費用などについて協議する。

 市はミヤコーバスが赤字路線として廃止を決定したバス路線を再編して二〇〇六、〇七両年度内の予定で暫定運行させている。〇八年度以降は、交通会議が新たに描く交通プランを基に抜本再編する。

 委員は市と東北運輸局のほか、県、交通事業者、道路管理者、警察関係者などから選任。市民や利用者の代表からも選び、市長が委嘱する。

 協議事項の事前審査などを行う事務担当者による幹事会も設置し、交通会議の円滑な運営に役立てる。旧市町単位など地域の実情に即した具体的な協議が必要な場合、地区部会を設置することができる。

 市の総合交通計画では、石巻エリアと各エリアを結ぶ幹線交通は市が運行を維持し、各エリア内の交通はそれぞれに運行形態を検討して市民主体の運行協議会などが運営することを提言。市は運行協議会の設置と交通の在り方の検討で支援するとしている。

 計画は各エリアの望ましい運行形態として、運行経費の割安なハーフデマンド(予約型)小型バス、乗合タクシーなども提案。今後発足する運行協議会が使用する車両、便数、運賃といった運営形態を検討する。

 運行協議会の描いたエリア交通計画は、交通会議の審議を経た後に、国土交通省の認可を得る。

 総合交通計画は〇七年度から十年間を見据えて策定した。前期五年間の進ちょく状況などを見据えた上で、後期五年間の施策を見直す。
ニュースインデックスへ戻る
※本ページに掲載の記事・写真などの一切の無断転載を禁じます。
Copyright (C) 2002 SANRIKU KAHOKU INC. All Rights Reserved.
WWW.SANRIKU-KAHOKU.COM