| ■浮世絵鮮やか 麗しの皆鶴姫 |
2007.04.27 |
ホテル一景閣 新たに6点を追加
研究者から借用 来月末まで展示会/
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気仙沼市弁天町のホテル一景閣(斉藤郁社長)のロビーで、気仙沼に伝説が残る源義経の恋人・皆鶴姫(みなづるひめ)の浮世絵展が開かれている。これまでも市内の民家で見つかった皆鶴姫の浮世絵一点を展示していたが、福島県の浮世絵研究者の協力で六点を追加。江戸時代の印刷とは思えない色鮮やかな浮世絵が、訪れた人を楽しませている。
六点の浮世絵は、皆鶴姫伝説を生かした気仙沼の地域おこしへの取り組みをホテル一景閣のホームページで知った奥州浮世絵研修会会長の渡辺浩好さん(いわき市在住)の協力で借用展示している。
浮世絵は江戸時代晩期の一八五〇−六〇年代の芝居絵で、一作品が三枚一つづりとなっており、菊の髪飾りとあでやかな衣装を着た皆鶴姫の姿が、牛若丸(義経)などと一緒に生き生きと描かれている。作者名には二代、三代目の歌川豊国や歌川国清などの名がある。
気仙沼の伝説では、皆鶴姫は、義経が牛若丸と呼ばれ、京都の鞍馬山で生活していた時の恋人。牛若丸のために、父・鬼一法眼が持っていた兵法書を内証で盗み牛若丸に渡すが、父の怒りを買い「うつぼ舟」に乗せられて九十九里浜から流され、気仙沼の一ケ島(一景島=現一景島公園)に漂着。南側にある母体田の浜に引かれて行き、村人に介抱されたが息を引きとったとされる。
同ホテルは、皆鶴姫が漂着したとされる一景島公園前にあり、斉藤社長の夫で会長の徹さんが十数年前から皆鶴姫に関する浮世絵などを探していた。
これまでは二〇〇四年に同市南が丘の民家で見つかった皆鶴姫、牛若丸、鬼一法眼(皆鶴姫の父)の三人を描いた浮世絵の複写を、気仙沼市出身の横綱・秀ノ山の資料とともに展示していたが、渡辺さんの協力で六枚の浮世絵が加わり、ロビーの一角を皆鶴姫専用の展示コーナーにした。
浮世絵展は五月末までの予定。午前十一時から午後五時まで無料で見学できる。斉藤会長は「皆鶴姫は中央では有名だが、意外に地元の人には知られていない。ゴールデンウイークで訪れる観光客や市民の皆さんもぜひ足を運んでほしい」と期待している。
【これまで展示していた浮世絵(中央上)に新たに6点が加わった皆鶴姫浮世絵展】 |
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