トップニュースファイル≫2007年04月
■見学デッキ4倍に延長 2007.04.13
気仙沼魚市場
カツオ水揚げ 間近に
6月開放 南側岸壁も使用/
 気仙沼市魚市場の北側桟橋にある見学用デッキが、南側岸壁(一期分・百二十四メートル)の使用が六月一日から始まるのに合わせ南側まで延長される。延長するのは北側分百二十メートルと南側分百二十四メートル、さらに南側岸壁を横断する十五メートルの合わせて二百五十九メートル。現在あるデッキとつなぐと三百五十四メートルとなり、一気に四倍近い距離となる。

 南側桟橋まで延長することで、北側で主に水揚げされる小魚類や、マグロはえ縄船、大目流し網船が漁獲したマグロ、カジキ、サメ類に加え、一本釣り船が漁獲したカツオの水揚げ風景も見学できるようになる。カツオは現在、鮮度を保つためにタンク販売されているが、上から眺めることで船からベルトコンベヤーに載せられ、氷水を張ったタンクに入れられるまでをつぶさに見ることができる。

 デッキの幅は一・八−三・六メートル。三・五−四メートルの高さから見下ろす。横断型見学デッキとともに魚市場の仕事をよりゆったりと見ることができるほか、桟橋に見学者が土足で入らなくなるため、衛生管理面の向上にもつながる。

 ただ「遠くから眺めるだけでは、生きた市場を視察する意義が半減するのではないか」と心配する声も一部にあり、市議会にも同様の指摘がある。体験学習効果を高め、集客力向上を目指すためにも「海の市」と連携するなどし、より印象に残る見学になるよう工夫が求められそうだ。

 南側桟橋工事は二〇〇四年に始まった。海側には県が整備を担当する水揚げ桟橋があり、内側が荷さばき所。鉄骨三階、延べ床面積四千二百七十二平方メートル。天井の高さは海側で七メートル。屋上は駐車場になる。道路側には三階の管理棟を建設。一階はトラックヤード、二階は市管理事務所、研修室、作業員休憩室。三階には大会議室、仲買業者用の貸事務所なども設置する。

 計画では〇八年度までにさらに南側九十九メートルを同様に整備。その後も順次工事を南進させ、総延長四百十三メートル、延べ床面積一万八千平方メートルに整備する予定だ。
ニュースインデックスへ戻る
※本ページに掲載の記事・写真などの一切の無断転載を禁じます。
Copyright (C) 2002 SANRIKU KAHOKU INC. All Rights Reserved.
WWW.SANRIKU-KAHOKU.COM