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■旅のお供に纜弁当いかが 2007.04.12
気仙沼駅で14日から販売
駅弁復活14年ぶり/
 気仙沼コンベンションビューロー協議会御弁当サプライヤー委員会(菅原宏委員長、九業者)の「纜(ともづな)弁当」が十四日から、JR気仙沼駅のキヨスクで駅弁として発売されることになった。二〇〇四年十月に開かれた気仙沼・本吉地方産業まつりでの”お披露目”以来、これまでの販売実績などが認められての委託契約だけに、メンバーの喜びもひとしお。「多くの皆さんに気仙沼気分を味わってもらえるように、これまで以上に情熱を注いでいきたい」と張り切っている。

 纜弁当は、気仙沼を代表するビンナガやフカヒレ、サンマなどの地場産品を使用した九品目のおかず、デザートで構成。昨年はおよそ一万食を超える注文があり、八百万円以上の売り上げを記録するヒットを飛ばした。

 こうした人気を背景に気仙沼市観光課などは「駅弁として売り出してみないか」と委員会に打診。JRやキヨスクなどの関係団体と協議を重ねた結果、衛生面などの諸問題もクリアし、実現にこぎつけた。

 仙台と気仙沼を結ぶJR東日本の特別列車「こがねふかひれ号」の運行開始に合わせて十四日から毎日販売。平日は十個程度、利用客が多く見込まれる観光シーズンは二十、三十個に増やし、対応する方針。値段は千円。従来は八百円だが、衛生面でのパッケージや駅弁用の製造方法などから割高となった。

 駅弁デビューに合わせ、パッケージのデザインも一新。「弁当を食べながら気仙沼の素晴らしさも楽しんでもらいたい」(菅原委員長)と、安波山の頂上から撮影した気仙沼湾の風景写真などに加え、気仙沼市在住の書道家藤野一峰さんの「纜弁当」の文字も盛り込んだ。

 委員会の丸子雅之事務局長は「これまでは仕出ししかできなかったが、キヨスクとの委託契約を結んだことで、販路拡大が広がった」とうれしさを隠さない。

 百貨店やスーパーで実施している駅弁フェアやイベントなど気仙沼市から外に出ての販売も可能になったことで、今後の波及効果にも期待を寄せている。

 弁当開発の中心的な役割を果たした小林義三郎前委員長や、菅原委員長も今回の出来事に感慨深い。「来年十月からは仙台・宮城デスティネーションキャンペーン(DC)も始まる。少しでも気仙沼の知名度アップにつながれば」(菅原委員長)と意欲を燃やしている。

 関係者によると、気仙沼駅では一九九三年五月のアワビ弁当、幕の内弁当などを最後に姿を消して以来、駅弁の復活は十四年ぶりになるという。
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