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■環境教育に高評価 2007.04.11
活動解説パンフ2000部作成
気仙沼市の面瀬小など/
 気仙沼市面瀬小などが取り組んできた、地域の豊かな自然を生かす環境教育の取り組みが、文部科学省、環境省などから”日本の実践モデル”として高い評価を受けている。先ごろ、市教委の担当者が全国レベルの会議に相次いで招へいされた。市教委は、支援を受けている宮城教育大と協力し、これまでの取り組みを分かりやすく解説したオールカラーのパンフレット「メビウス」二千部を作成。関係機関などに配布している。

 同市の環境教育は、面瀬小が、日米教育委員会の日本フルブライトメモリアル基金マスターティーチャープログラム(MTP)に選抜されたことをきっかけに二〇〇二年度に始まった。

 宮城教育大の支援を受けながら、同校は米国ウィスコンシン州にあるリンカーン小と三年間にわたり、教員の相互派遣をしたほか、インターネットのテレビ会議システムを活用して、水辺をテーマにした環境学習の成果などを披露し合った。

 〇三年度には県教委から「学校活性化プロポーザルモデル事業」の指定を受けて、地域、専門機関、海外との連携強化を図りながら、より広範な協力態勢の国際的環境プログラムを推進した。

 〇五年度からはこの取り組みが面瀬中、気仙沼高にも拡大し、面瀬小を含む三校が米国テキサス州カリスバーグ小、中、高校や同州大学とも連携した環境教育を展開している。

 〇五年六月には、気仙沼市が仙台市、田尻町(現大崎市田尻町)とともに、「国連・持続可能な開発のための教育(ESD)」推進のために、国連大学が認定する世界の地域拠点(REC)の一つである「仙台広域圏ESD・REC」として、拠点地域に認定された。

 こうした活動が、関係者の目にとまり、今年二月十四、十五日には市教委の及川幸彦指導主事が、文科省日本ユネスコ国内委員会の「教育小委員会」、同「普及活動小委員会」に招かれ、取り組みを発表した。

 また、三月十六日には、環境教育基本法の行政、教育現場での実践状況を把握する環境省のヒアリングにも及川指導主事が、教育界代表として出席した。

 面瀬小のこれまでの取り組みを中心にまとめられたパンフレット「メビウス」についても、国の関係機関から「ぜひ英語版をつくり、気仙沼の環境教育を海外の関係者に伝えたい」と声も出るなど、高く評価されているという。

 MTP事業は本年度が最後で、新たに参加する鹿折小と面瀬中、気仙沼高がカリスバーグ小、中、高校と連携した国際環境教育に取り組む。実績を積んだ面瀬小は準会員として参加する。

 阿部弘康教育長は「面瀬小にともった環境教育の灯が国の機関などから高い評価を得たのは本当にうれしい。MTPは本年度で終わるが、何とか来年度以降も国際環境学習が継続できる手だてを検討していきたい」と言っている。
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