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■半纏20着を新調 2007.04.08
崎浜大漁唄込保存会
「活動に弾みつく」
28日から記念企画展/
 気仙沼市唐桑町崎浜地区で、昔からの大漁祝い歌を守る「崎浜大漁唄込保存会」(堺秀一会長)に、財団法人の助成で新しい半纏(はんてん)が届くことになった。テレビや各地の舞台で上演する際にも、古い半纏をまとってきた会員たちは「後継者育成も含めて活動に弾みがつく」と意欲を新たにしている。記念として、活動に使ってきた古い半纏の展示会を四月末に開催することが決まった。

 新調されるのは二十着で、財団法人日本宝くじ協会の助成金を充て、夏ごろまでに作られる。一昨年、保存会が費用を工面して製作した六着と合わせ、新しい半纏は二十六着になる。

 保存会は崎浜自治会(立花博会長)の中に一九九四年に生まれた団体。舞台を務めるのは常時二十人前後で、唐桑地区の住民から借りて集めた半纏を一括保管し、上演の時に使用してきた。

 立花会長は「最も古い一九一〇(明治四十三)年のものをはじめ、どれも年季が入っており、管理には気を遣った」と話す。しかし一着新調するのに八万円ほどかかるため会の運営費だけで一気にそろえるのは難しかったという。今回の新調分も、染め上げた後は地域の女性たちが手作業で縫い上げることにしている。郷土の文化を守り継ごうという人々の心がこもった半纏になる。

 記念の展示会「大漁半纏企画展」は四月二十八日から三十日まで(午前九時−午後四時、最終日は午後三時)、崎浜の国民宿舎からくわ荘で開催。古い半纏を二十着程度飾る。二日目の二十九日には会場で実演を予定している。「文化的価値の高い大漁唄い込みと半纏、そして保存活動を知ってほしい」と立花さんらは今から多くの来場を呼び掛けている。

 半纏は、むかし定置網の大漁を祝って船元から配られた記念品で、浜では「大漁カンバン」とも呼ばれる。背にカツオやマグロなどが飛び跳ねる図柄が描かれる。漁師の勲章として大切にしまっている家も多い。祝い歌の大漁唄い込みを保存する団体は三陸沿岸各地にあり、崎浜でも「ヨーイドコラサ」の掛け声とともに歌い上げる勇壮な歌声を守り続けている。
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