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■40年間ありがとう 2007.04.03
唐桑航路定期船
市民が乗船、お別れ/
 唐桑ふるさと会(小山宗雄会長)の「唐桑定期航路さよなら乗船会」が一日開かれた。気仙沼市南町海岸のエースポートを発着点に、ビクトリア号とフロンティア号で巨釜半造、小鯖、鮪立を巡る二時間の船旅に百五十人を超える市民らが参加。四十年にわたり住民の足として親しまれてきた唐桑航路に別れを告げた。

 出港に先立ち、唐桑ふるさと会会員の畠山れい子さんがビクトリア号の佐々木教一船長と、フロンティア号の鈴木一郎船長に「長い間ご苦労さまでした」とねぎらいの言葉を掛けて花束を贈呈。船は鮮やかな旗と五色のテープをなびかせながらエースポートを離れた。

 風が強いあいにくの天候で、大波に揺られながらの船旅だったが、カメラを片手に雄大な景色を楽しむ参加者でオープンデッキはにぎわった。

 多くの市民が集まった乗船会に、ふるさと会の畠山三千人事務局長(七四)は「通学や通院、買い物に利用した思い出のある人たちが多く集まり、感無量だ」、知人と一緒に乗り込んだ五十代の女性は「寂しいけれど、これも時代の流れなのでしょうね」と話していた。参加者の中には、廃止を惜しみ涙ぐむ年配女性の姿も見られた。

 ふるさと会ではこれまでの感謝の気持ちを込め「ありがとう客船」の題で文章も作成。唐桑航路を運航してきた唐桑汽船の三上僖一郎社長に贈ることにしている。

 唐桑航路の就航は明治後期にまでさかのぼる。動力船による気仙沼−小鯖間の巡航が始まりで、一九六七年に唐桑汽船が設立された。最盛期には年間二十万人近くが唐桑航路を利用していたが、最近は一万人ほどに落ち込んでいた。
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