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■「思い出ありがとう」 2007.04.01
長年の住民の足 唐桑汽船に別れ
きょうから乗り合いタクシー運行/
 気仙沼市中心部と同市唐桑町の小鯖地区を結ぶ唐桑航路が廃止されるのに合わせ、同市の鮪立漁港で三十一日、唐桑汽船に別れを告げ、新たな乗り合いタクシーの運行を祝う式典が開かれた。鮪立自治会(村上一行会長)主催で、「思い出をありがとう」と大きな声で唐桑汽船を見送った。

 式は午後零時四十分の連絡船の出発に合わせて開かれ、近くに住むお年寄りや子どもたちら約二百人が参加した。村上会長は「買い物や通勤など住民の足として長く活躍し、欠かせない存在だった」とあいさつ。汽船の乗組員に花束を贈った。

 唐桑汽船の三上僖一郎社長は「一九六七年の設立以来、ずっと利用していただきありがとうございます」と述べ、気仙沼市唐桑町の宿−鮪立間で乗り合いタクシーを運行する唐桑汽船タクシーの吉田正専務は「交通安全とよりよいサービスをモットーに頑張りたい」と決意を新たにした。

 汽船の窓には鮪立地区の子どもたちが書いた「唐桑汽船ありがとう」の文字が飾られ、出港時は参加者全員で「思い出をいっぱいありがとう」と大きな声で見送った。出港後も船体を写真に収めたり、乗客に手を振ったりするお年寄りらの姿が見られた。

【唐桑汽船に別れを告げる鮪立地区の人たち=31日、気仙沼市唐桑町の鮪立漁港】
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