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■景観配慮 石組み護岸完成 2007.04.14
石巻市中心部宮城地震で損壊
旧北上川川辺散策快適に/
 二〇〇五年の8・16宮城地震で損壊した、石巻市中心部の旧北上川両岸の護岸工事が終わった。住吉地区の右岸と不動沢地区の左岸で、地震前の景観を損なわないように、昔から使われてきた井内石を新たに積み重ねた。護岸の高さは以前と変わらないが、復旧工事によって川辺の散策がこれまで以上に楽しめる雰囲気に生まれ変わった。

 国交省北上川下流河川事務所によると、右岸の工事区間は住吉小−住吉公園間の延長四百十メートル。うち石に亀裂が入ったり崩れたりした約九割の古い護岸を改良した。新護岸は幅約九十センチで、既設の石を活用しながら新しい井内石を積み重ねコンクリートで固めた。防護柵は、従来の白いガードレールから、しゃれた感じの黒系のガードパイプになった。

 損壊を免れた部分は、今後倒壊しないよう川側に捨て石と呼ばれる石を積み重ねて補強した。護岸沿いの市道も幅約三メートルの直線的な形状に整備した。

 左岸は、内海橋の上流から石巻リバーサイドホテル付近までの約二百十メートル。右岸と同じ構造の護岸に切り替えたほか、通行車両が多い川沿いの市道も再舗装した。

 工事費は合わせて約二億九千百万円。国の災害復旧事業として、〇六年七月から今年三月まで実施した。

 右岸側を散策していた年配の女性は「以前よりきれいになって、すっきりした感じ。暖かくなるにつれて散歩が楽しくなりそう」と喜ぶ。同河川事務所は「古い護岸と違和感がないように配慮した。時間とともに以前のような石組みになる」と話している。

 宮城地震による北上川の災害復旧工事はこのほか、旧北上川の真野川水門付近、同市河北地区の北上川左岸の二カ所で行い、既に完工している。
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