| ■最低5年間ホヤ養殖休止 |
2007.03.30 |
田の浦沖小泉湾一部
韓国産輸入 感染症疑念ぬぐえず/
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感染症の恐れがある韓国産のホヤ種苗が県内に輸入された問題で、県は二十八日、これまでの調査結果として南三陸町歌津末の崎沖(田の浦沖)で、殻が破裂したり、軟化したホヤが見つかったことを発表した。感染症や被害拡大の疑念を一掃できないことから、対象漁場のホヤを段階的にすべて撤去、最低五年間は養殖を休止する防止対策を示した。
調査は、県北部沿岸三十五地点で三百四十検体を採取し、外部観察や組織学的検査などを実施。その結果、末の崎沖六地点の十五個体から殻の破裂、軟化などの症例が確認された。
今月十四日にあった農林水産省主催の「ホヤの新疾病に関する防疫会議」に報告された。韓国のホヤに壊滅的な被害を与えた原生動物パラミクサが直接的な原因とは言い切れないが「感染症の疑いを否定できない」として、まん延防止策を直ちに実施する必要があることが確認された。
撤去、養殖休止となるのは、同町歌津田の浦一帯と本吉町小泉湾の南側一部。発症は現段階で養殖三年以上の大型のものに限られていることなどから三、四年ものは即時撤去。以降、段階的に実施し、二〇〇八年八月中をリミットに全量撤去する。
〇八年九月の漁業権切り替え時に、当該漁場にはホヤ漁場を設定せず、その後、約一年間、ホヤのない海域にする。その後、県が試験養殖を行うなどして漁場の安全性を確認するという。試験養殖のホヤが三年経過する二〇一一年に、発病がなければ再開のめどがつくが、最低五年間は養殖休止となる。
再開されたとしても出荷サイズまで育つには三年かかる。生産者の一人は「実質的には七、八年できないということ。今後のことは見当もつかない。撤去、休止なら、県は補償も含めてもっと具体的な対応を示してほしい」と話している。 |
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