| ■春告げる磯の香り |
2007.03.27 |
にぎりコンブ作り
気仙沼市鹿折地区 作業に大わらわ/
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気仙沼市鹿折地区で特産の「にぎりコンブ」作りが盛んに行われている。にぎりコンブは漁場で刈り取ったコンブを天日で二、三日乾燥させた後、二本ずつを握り拳大に丸めて作る。それを五十個(一個四十−五十グラム)を一袋に梱包(こんぽう)する。
鹿折地区には約六十軒のコンブ養殖漁業者がおり、塩蔵(ボイル)ものと、乾燥(にぎりコンブ)を作っている。にぎりコンブは、大浦、小々汐、梶ケ浦の二十数軒が生産している。
今年は暖冬で、海水温もやや高めのため生育は順調で、品質もいいという。刈り取ったコンブは海沿いにある干し場で、太陽の光をたっぷり浴び、春風を受けながら乾燥させる。均一に乾燥させるため二回、表裏をひっくり返すという。辺りには磯の香りが漂い、春の訪れを感じさせる風物詩となっている。
先日あった初入札では、一個当たり平均四十三円と、高値となった昨年をも上回る好値がついた。厚みもあり、品質は上々だ。二十九日には塩蔵ものの入札も始まるだけに養殖業者らは期待を膨らませている。
にぎりコンブ作りは五月末まで、例年二十トンほどを生産している。一般的な干しコンブより、身が薄くて軟らかく、煮物などに使われるほか、観光土産品としても人気がある。気仙沼コンベンションビューロー協議会の御弁当サプライヤー委員会が、二〇〇五年に売り出したオリジナル弁当・気仙沼港町弁当の新作「纜(ともづな)」にも採用されている。
【俵のような形をしたにぎりコンブを束ねて出荷する=気仙沼市小々汐】 |
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