| ■開通遅れ黄金週間後に |
2007.01.23
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三陸道 河北―桃生津山IC間
万才山周辺、土質弱く工法変更/
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三月末とみられていた三陸自動車道の河北−桃生津山インターチェンジ(IC)間(石巻市小船越−同市桃生町、一一・六キロ)の開通が遅れ、五月の大型連休以降にずれ込む見通しとなった。同市桃生町太田の万才山周辺で、切り通し斜面に土質の弱い部分が見つかり、現行の土留め工法では斜面が崩れる恐れがあるため。国土交通省仙台河川国道事務所は、工法を変更して対処している。ほかの部分については工事が順調に進んでいるといい、六月ごろまでには開通にこぎ着けそうだ。
仙台河川国道事務所南三陸国道出張所によると、昨年十月六日の低気圧通過後、万才山周辺の切り通し斜面に異常が見つかった。調査した結果、一部の斜面(高さ二十メートル、幅四十−五十メートル)が、事前調査に基づく想定より崩落しやすい土質だった。
事務所側は対応を検討し、土質の弱い斜面には深さ十二、三メートルの鋼材を打ち込み、その上を十字状のコンクリートで固める新たな工法を用いることにした。比較的安定した土質の斜面には従来通り長さ三、四メートルの鋼材を打ち込み、井げた状のコンクリートで固める工法などで対応している。
南三陸国道出張所の田口和弘所長は「事前調査の段階で予測が難しかった。低気圧がもたらした雨で土質に異常があることが分かった。岩盤の下に薄い粘土層が通っているような場所も見つかっており、着実に工事を進めていきたい」と話している。
土質の弱い斜面の土留め工事は既に始まっている。ただ、足場を組みながら斜面の上部から段階的に作業を進める関係で、時間の短縮は難しい。河北−桃生津山ICの開通時期について、田口所長は「五月の大型連休明けを一応の目標にしたい。三月末ごろまで開通の見通しが固まるだろう」としている。
河北−桃生津山IC間では、崎山橋や稲荷橋、山居沢橋がほぼ完成。開通すれば、仙台港北ICから五六・八キロの地点までノンストップで走行できるようになる。さらに、鳴瀬奥松島−石巻河南IC間一二・四キロは、来年一月から無料化の予定。石巻エリアの高速交通体系が機能、質とも向上する。
桃生津山IC以北については、桃生津山−登米ICを〇八年三月までに開通させる考え。登米ICでは盛り土が始まり、旧北上川とJR気仙沼線を越える日高見大橋(長さ八百二十五メートル)や鴇波トンネル(九百九十メートル)の大きな構造物がほぼ完成。登米IC手前にある日野渡橋の橋台工事も着々と進んでいる。
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