| ■女川原発データ改ざん原因報告 |
2006.12.12 |
県、石巻市、女川町に陳謝
「運用管理の都合」/
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女川原発1号機で冷却用海水の温度データの数値を改ざんしていた問題で東北電力は十一日、その理由について、県、女川町、石巻市を訪れて報告した。環境アセスメントに記載された事項を順守すべきだという社内的見解と、復水器の逆洗という運用管理上の要求の間で食い違いが生じたため、現場サイドでプログラム変更を行ったと説明した。
電力は今回の改ざん問題で、一九九五年十月から二〇〇一年四月当時の関係職員(退職者含む)を対象に調査し、原因を明らかにした。
女川町と石巻市には電力の小林邦英常務と佐久間洋女川原発所長らが訪れ、陳謝した上で「復水器の目詰まりを防ぐために一日一度、流れを逆流させる逆洗を実施する。その際には環境アセスメントに記載した温度を必ず超過する。七度を超えてはならないとする社内的見解と、逆洗という運転管理上の要求の矛盾を抱えた現場がプログラム変更を行った」と改ざん理由を説明した。
プログラムの改ざんに当たっては「復水器出入り口海水温度が七度を超えるのは逆洗時に限定されること。逆洗時を除けば七度以下に収まっており、復水器の健全性は確認できることから性能上の記録としては、逆洗時のデータを排除しても良いと考えたことが分かった」と話した。
また、〇一年の第十四回定期検査で復水器出入り口海水温度差を制御している循環水ポンプ可動翼制御板更新工事で不適切な処理プログラムの存在が判明し、修正したという。
安住宣孝町長は「発生する事象について何を基準に判断するかというと、それはデータだ。データの改ざんは一番問題。温排水問題は漁民の間でも関心事。一部で七度を超えることもあるのなら、当初から公表しておけば何も問題にならなかった」と話した。
原発1号機のデータ改ざんがあったのは、プラントの運転状況を監視するために記録している海水温度の測定値。発電用の蒸気を冷やすため、海水を取水、復水器内部を通し、放水口から排水する際、温度差が七度を超えないようにしていた。
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