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■男児 元気に「お山がけ」 2006.10.07
気仙沼羽田神社
カッパ姿に竹のつえ、健やかな成長願う/
 気仙沼市の羽田神社(尾形公夫宮司)で六日、数え七歳になる男の子の成長を祈願する伝統行事「お山がけ」があった。県内外から大勢の子供たちが、神社の後ろにそびえる羽田山(標高四六〇メートル)八合目にある奥の院を目指した。二日間に分け行われる。

 初日一回目のお山がけには気仙沼・本吉地方をはじめ、遠くは埼玉県内などから三十四人の子供が参加した。雨のためカッパを着て、竹のつえを持ち、宮司に導かれながら羽田山に向かった。

 急こう配の山道は雨で滑る上に風もあって歩きづらい状態だった。子どもたちは「まだ着かないの」などと言いながら、付き添いのおじいさんや叔父さんらに「頑張れ」と励まされて進んだ。

 四十分ほどで山頂付近の奥の院に到着。鳥居をくぐるとやっと安心した表情を見せ、社の周りを三度回り全員で無事な成長を祈願した。羽田神社に戻った子供たちは待っていた父母らに「頑張ったね」と言われると、にっこりして感想を話していた。

 社務所前に設けた舞台では水梨小児童三十人が羽田神楽を披露したほか、奉納演芸があり、地域の伝統行事で盛り上げた。七日は午前五時、同七時、同九時の三回行われる。

 お山がけは、女人禁制の羽田山に三百年以上前から続いており、毎年旧暦の八月十五、十六日に行われる。子供の甘えを断ち切るために父親ではなく、祖父や叔父、親類の男性が付き添う。子どもの成長を願う風習を今に伝えるものとして二〇〇〇年に国の重要無形民俗文化財に指定された。

【険しく雨で滑る山道に負けずに登る男の子=気仙沼市赤岩上羽田】
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