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■気仙沼市「時期尚早」と回答 2006.10.05
県の再編素案
現機関の存続強く訴え/
 県が二〇〇八年度実施を目指す地方機関再編の素案に対し、気仙沼市は「再編は時期尚早」とする鈴木昇市長名の回答をまとめ四日までに県に送付した。

 県が再編に対する各市町村の意向を把握するため(1)市町村支援に必要な県の機能(2)特に市町村に身近な機能(3)県の所管区域のあり方(4)全体的な意見・要望−の四項目を中心に書面の提出を求めていた。

 気仙沼市によると、回答文書では、再編で仮に石巻市などと同じ所管区域に含まれた場合、石巻市に本所、気仙沼市に支所機能が置かれる可能性があり、県庁とのやりとりが三段階になってしまうと指摘。「手続きに今より時間がかかり、県の意思決定も遅れることになる。行財政改革に反する」「再編計画そのものが拙速で、唐突に出された感が否めない」という趣旨の異議を唱えた。

 県が再編のよりどころとする市町村合併の進展にも触れ「県の指導で合併を進め、自立のための施策を展開しようとしている段階。三陸自動車道整備促進、大島架橋実現など課題が山積し、二次合併の議論もある今は、県の支援がどうしても必要」(要旨)と強調。重要プロジェクトを成し遂げるまで、現在の機関を存続するよう訴えた。

 再編するとしても「仙台に近い石巻市は本庁の管轄(直轄)でもいい」との考えに立ち、気仙沼に今まで通り本所機能を残すよう求めている。

 県の地方機関再編は、七つの所管区域(仙南、仙台、大崎、栗原、登米、石巻、気仙沼)を仙南、仙台、県北(大崎・栗原)、県東(石巻・気仙沼)の四つに区分する内容。登米を県北とするか県東とするかは両論併記している。

 県は九月五日、総務部長が気仙沼市を訪れ市、市議会、経済団体、自治会などの代表に対し再編素案を説明。出席者からは「縁が薄い石巻と同一所管区域にするのは無理がある」「県財政の失敗に地方切り捨てで対応しようとしている」などと反対の声が相次いだ。
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