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■原発耐震安全性で住民説明 2006.10.29
自動停止後 保安院 初の対応
牡鹿、女川で開催
きょう石巻・渡波/
 女川原発の耐震安全性に関する住民説明会(経済産業省原子力安全・保安院、県、女川町、石巻市主催)が二十八日、石巻市牡鹿体育館と女川町生涯教育センターで開かれた。昨年の8・16宮城地震で原発三基が自動停止、原発の耐震安全性が問われて以来、保安院による初の住民対応。住民は保安院の説明を聞き、原発の耐震性に対する不安をおおむねぬぐい去った。二十九日は午後二時から石巻市渡波小講堂である。

 牡鹿体育館には二百六十八人が出席。初めに土井喜美夫市長が「耐震安全性の報告が妥当であるという国の評価に基づき、2、3号機の運転再開を認めた。1号機は経年化が懸念され、品質保証体制の総点検と併せて分かりやすく説明してもらいたい」とあいさつした。

 保安院は、(1)地震発生時の発電所の状況(2)(耐震安全性を)東北電力が独自に確認しただけで問題ないか(3)設計より大きな地震動でもなぜ安全が確保されると言い切れるのか(4)1号機の経年化−など十四項目を取り上げて住民に説明した。

 これに対して住民九人が「安全確認地震動を超える強さの揺れでも1−3号機は耐えられるのか」「建物が壊れたわけでもないのになぜ長期間にわたって運転が止まっているのか」などと質問。

 保安院の佐藤均原子力安全基盤担当審議官は「安全確認地震動を超えても余裕があり、ただちに壊れるものではない」「原発建設を許可した際に想定した揺れを超えてしまった。安全確認が必要だった」と説明した。

 原子力発電を考える石巻市民の会の日下郁郎事務局長が「二〇〇三年の南三陸地震でも同じように基準地震動を超える応答スペクトルがあったのに解析しなかった」と指摘すると、佐藤審議官は「解析すべきだったと反省している」と答えた。

 説明会後、土井市長は記者し「質問に対して保安院が分かりやすく答えてくれた。議会の意見を尊重し、1号機運転再開の判断を県、女川町と協議したい」と語った。

 石巻市吉野町の男性(七〇)は「分かりやすい説明で安心できた」、同市西山町の主婦(四六)は「配管問題もあり不安だったが、国と電力を信頼していきたい」と説明会の感想を話していた。
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