| ■広がる暴風雨被害 |
2006.10.11 |
船舶200隻、防波堤沈下、水稲1900ヘクタール
石巻地方/
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低気圧による暴風雨被害は、石巻地方でも調査が進むにつれて拡大している。県が十日まとめた速報によると、九日現在、漁船など船舶被害が二百隻を超えた。漁港施設も二十一カ所(石巻市管理十港、県管理五港)で防波堤の破堤や沈下などが見つかった。女川町分は同町漁協が独自に調査している。水稲の冠水、浸水面積は約千九百ヘクタールに及び、水稲関係だけの被害総額は現時点で約一億円に上っている。
県は、石巻市の北上町十三浜から石巻漁港にかけて、漁協からの聞き取り、現場確認を実施。三−七トンの漁船やプレジャーボートの転覆、沈没、流出被害が多く、石巻市内で百七十五−百九十五隻程度と二百隻を超える勢いだ。
定置網破損は四カ統、カキやホタテ、ホヤなど養殖施設の破損は確認できたのが七台だが、県石巻地方振興事務所水産漁港部は「今後被害が増えるのは確実。最盛期に入るカキの落下被害も心配だ」と話している。
女川町の水産被害は八日現在、漁船転覆被害などが約四十隻、カキ養殖いかだの流出が三十−四十台。野々浜、飯子浜、塚浜など半島部の外洋に面した地区で被害が拡大している。野々浜では全壊した漁船が岸壁に衝突、破片でカキ処理場の放水管が破損したため、当分の間カキの殻むき作業ができなくなった。
農作物は、水稲以外にも大豆の冠水や浸水被害が石巻市、東松島市で計約四百四十ヘクタールに上った。農業施設では、東松島市宮戸で農地海岸防波堤を保護しているブロックが百メートルにわたり崩れた。東松島市で農道二カ所ののり面崩壊、農業ため池への土砂流入、農業排水路三カ所の路面崩壊などもあった。
道路関係で県道は、牡鹿半島公園線(通称コバルトライン、二九・四キロ)が倒木・土砂崩れ(百六十カ所)の除去作業のため全面通行止めを継続している。全面通行止めをしていた石巻雄勝線は十日午前十一時半に規制を解除した。 |
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