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■縄文村交流館にクリニック 2006.10.06
「無医地区」回避
宮戸住民の健康守ります
東松島市 研修室を診療用に改修/
 東松島市宮戸の奥松島縄文村交流館に五日、真壁病院(東松島市矢本)を運営する医療法人医徳会が「宮戸クリニック」を開院した。毎週木曜午前(九時−正午)に真壁病院の羽根田潔院長が診察し、看護師らスタッフも同行する。業務委託先の別の医療法人が撤退を明らかにした後、一時は無医地区になる可能性もあったが、市は医徳会の協力を得て二百六十七世帯、千五十三人の宮戸地区の安心を確保した。

 市はクリニックの診察用に交流館の研修室を用意。無償賃貸にするとともに二百万円かけて改修し、待合室、診察室、処置室の間仕切りを設けた。医徳会は心電計やぜんそく患者らに使う吸入器、足の波動マッサージ機などを準備した。

 診療開始前に医徳会の真壁道夫理事長、市関係者、地域住民ら約三十人が集まって開院式が行われた。羽根田院長は「医療機関としての存在意義を果たし、少しでも健康増進に役立ちたい」と抱負を述べた。

 クリニックは内科、循環器科、小児科、外科が診療科目。十一月からはインフルエンザの予防接種にも対応する。クリニックでは薬を扱わないが、その日のうちに処方せんを受けた指定の調剤薬局が利用者宅に届ける。初日はお年寄りら四人の利用者があった。

 宮戸地区では九月下旬まで、交流館近くの宮戸診療所で、市から業務委託を受けた松島町の医療法人が隔週木曜午前に患者を診ていた。この法人は医師不足などを理由に撤退を表明。市は医徳会に協力を求めていた。

 宮戸診療所は一九五二年に旧宮戸村が設置し、その後、一時は旧鳴瀬町の直営で運営していた。九六年に松島町の医療法人に業務委託し、週一回の診療が今年四月から隔週になった。

 問い合わせは宮戸クリニック(88)2208(木曜のみ)、真壁病院(82)7111へ。
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