| ■地震にも慌てず地域連携 |
2006.10.03 |
石巻・大街道小と町内会が合同訓練
児童を引き渡し、初期消火など親子で学ぶ/
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石巻市大街道小(及川英人校長、児童四百七人)で一日、学校と町内会の合同防災訓練が初めて実施された。学校は大規模災害時に子どもを保護者に安否確認して引き渡す「引き渡し訓練」を試み、成果を挙げた。合同訓練には親子や地域住民ら約千人が参加。初期消火や「濃煙道」避難体験、応急手当ての研修、炊き出しなどをして、近い将来高い確率で発生が予想される宮城県沖地震に備えた。
引き渡し訓練には毎月一日が試行日になっている「災害用伝言ダイヤル171」を使用。地震発生時は学校に電話が殺到し、つながりにくくなることが想定されるため、学校側が早朝171を利用して児童の引き渡しを保護者宅に連絡した。
学校の体育館に避難した児童を地区単位で集合させた。伝言を聞いて子どもを引き取りに来た保護者や地区の代表に地区担当教諭が名前を確認しながら無事引き渡した。全員を引き渡すのに要したのは十七分ほどで、混乱はほとんどなかった。
及川校長は「初めての試みの割にスムーズだった。保護者に緊密に連絡していたので、大きな声を出すこともなく円滑に引き渡しできた。この訓練の成功は教師にとっても大きな自信になる」と結果を高く評価した。
この後、児童と保護者は校庭で実施した下大街道第一町内会(佐藤勝久会長)と下大街道第二町内会(佐藤満会長)との合同訓練に参加。訓練には石巻地区消防本部、石巻市教委も協力した。
子どもたちは大人に交じって、消火器や水にぬらしたシーツを使った初期消火訓練に果敢に挑戦。ハンカチを口に当てて「濃煙道ハウス」に入って火災時の煙を体験したり、けがをした際の止血など応急措置方法を親子で学んだりした。
積極的に消火を体験した六年生の遠藤めぐみさん(一二)は「やってみたら意外に簡単だった。てんぷら鍋に火が移ることは家であるかもしれないので、いい経験になった。地震をあまり意識しないで暮らしてきたけど、これからは防災のことを考えたい」と話した。
地区婦人会などの協力による炊き出し訓練も行われ、親子でおにぎりを食べた。
訓練を見届けた下大街道第二町内会の佐藤会長は「こんなに大勢で防災訓練をしたのは初めて。地域ぐるみの防災活動について考える大きなきっかけになる。今後も続けていきたい」と満足そうだった。
大街道小は、地域の教育力を防災教育などに生かす「コラボスクール」に県教委から指定されており、防災訓練はコラボ推進授業の一環で取り組んだ。 |
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