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■一本釣りやっと本格化 2006.06.29
気仙沼魚市場
カツオ40トン、高値も/
 気仙沼市魚市場に二十八日、カツオ一本釣り船八隻が入港し、カツオを四十トンを含む四百十トンを大量水揚げした。二十六日のカツオが数匹という寂しい”リハーサル”から一変、夏漁の花形らしい華々しい本格的な初水揚げに魚市場は終日沸き返った。関係者は「ビンナガが来れば、カツオも来る。まとまった水揚げは近いと思っていた」と顔をほころばせていた。

 この日、水揚げしたのは、宮崎県南郷町の第28一丸、高知県佐賀町の第53新吉丸など、いずれも気仙沼港を主力基地に活動している一本釣り船で、千葉県犬吠埼沖約三百キロで漁獲した。

 カツオもいいが、現在は大ぶりのビンナガの大漁が続いており、各船ともビンナガとカツオを両にらみしながら操業を続けている。

 新吉丸の乗組員は「漁は徐々に良くなっている。先日、気仙沼でビンナガにいい値段がついたので、各船が集中したようだ」と話していた。

 出荷業者はカツオについて「肉質もいいし、鮮度にも文句はない」と話す。入札の結果、三キロ以上の大型は一キロ当たり千百六十円というご祝儀相場になった。

 魚市場関係者は「カツオの群れの北上が遅れ気味だったが、ビンナガの好相場が、気仙沼港への呼び水となった」と見ている。

 巻き網カツオの水揚げも堅調で、鮮魚出荷業者、加工業者とも夏漁の主役の本格化に胸をなで下ろしている。十年連続の生鮮カツオ水揚げ日本一を目指す気仙沼港の盛漁期が一気に近づいてきた。
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