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■給食に栄養豊富サメ肉 2006.06.25
本吉町地産地消へ活用
来月4日津谷、小泉両小で試食会/
 学校給食の地産地消を進める本吉町は七月、これまであまり活用されてこなかったサメの肉を小中学校の給食の食材として取り入れる。気仙沼市魚市場に水揚げされたヨシキリザメの肉を、町内に工場を置くフカヒレ製造の「中華高橋水産」(本社東京)が商品化。町教育委員会や同社関係者は「サメの有効活用と地産地消の両方に役立てたい」と期待している。

 学校給食に取り入れられるのは、ヨシキリザメの肉を使ったナゲット。癖のないあっさりした味で、ほかの魚に比べて低カロリーでタンパク質が豊富なのが特徴という。七月四日には津谷、小泉小で保護者を交えた試食会を行う。

 気仙沼市魚市場に水揚げされるヨシキリザメは年間約一万三千トンだが、重宝されるのは体の10パーセントに満たないヒレ部分。肉はアンモニアを多く含むため臭いがきつく、捨てられたりハンペンの原料として使われたりする程度だった。国際社会からも「ヒレ目当てにサメを捕り、体のほとんどを無駄にしている」という批判があった。

 中華高橋水産は数年前、アンモニアを取り除く技術を開発。現在は年間六十トン程度をナゲットやメンチカツなどにして東京都内に出荷している。本吉町が学校給食で地元産の野菜を使うなど地産地消に取り組んでいることもあり、給食での活用を働き掛けた。

 今後は気仙沼市内の学校や病院などにもPRしながら、全国的に売り出していきたいという。同社の及川幸一副社長は「サメは本来、栄養価の高い貴重な水産資源。余すところなく活用して価値を高めたい」とPR。町教委の千田孝昭事務局長も「子どもたちに地元食材への理解を深めてもらいたい」と歓迎している。

【ヨシキリザメの肉を原料にしたナゲット。栄養価が豊富なのが特徴だ】
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