| ■初ガツオまだ来ない |
2006.06.20 |
一本釣り
気仙沼魚市場魚群北上遅れに困り顔/
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気仙沼市魚市場への一本釣り船によるカツオの初水揚げが遅れている。ここ数年は遅くても六月上旬には初ガツオが届いたが、今年は黒潮の北上が遅く、さらに燃油の高騰の影響で、操業船は漁場に近い千葉県勝浦港などへの水揚げを続けている。カツオは夏漁の花形であり、文字通り気仙沼魚市場のドル箱。関係者は首を長くして群れの北上を待っている。
現在、カツオの主漁場は千葉県房総沖から茨城県鹿島灘沖。水温の上昇が鈍く、黒潮に乗って北上するカツオはここ一カ月近く足踏み状態を余儀なくされている。県内では石巻港に巻き網船の水揚げはあるものの、鮮度第一にピストン操業する一本釣り船はまだ、九年連続日本一の水揚げを誇る気仙沼港まで足を伸ばせないでいる。
カツオ一本釣りの気仙沼港への初水揚げ日は、六月上旬までの年が多い。遅い年だと、二十一年前の一九八五年に七月二日というのがある。八六年も六月二十一日と遅く、今年は二十年前と同じように遅い。
最近では九九年。初水揚げこそ五月二十六日と早かったものの、第二船が六月十四日までなかったというケースがあった。しかしこの年はその後、三陸沖に長く群れがとどまり、気仙沼港への水揚げは初めて七十億円を突破する豊漁となった。
今年は生鮮カツオ水揚げ日本一連続十年がかかっているだけではなく、カツオはサンマ、マグロ、カジキ類、サメ類と並んで気仙沼の”顔”となっている。加工原魚としても重要で、仲買人、加工業者ともカツオの水揚げを待ち望んでいる。「カツオが来なければ商売にならない」という業者も多く、ジリジリしながら海況をにらんでいる。
気仙沼漁協は、例年以上に誘致に力を入れているが、燃油の高騰がネックとなり、第一船を呼び込めずにいる。「何とか今週中には初水揚げを」と働き掛けを強めており、群れの北上とともに、一日も早い花形の登場を願っている。
【19日は大型大目流し網船が冷凍カツオを水揚げしたが、生鮮カツオはまだだ=気仙沼市魚市場】 |
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