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■気仙沼の取締船、長官表彰 2006.06.03
宗邦エンタープライズ所属「たつまい」
台湾の違反船摘発に協力/
 宗邦エンタープライズ(気仙沼市魚市場前、足利宗洋社長)所属の漁業取締船「たつまい」(四九九トン、阿部勝郎船長十五人乗り組み)が、このほど、違反操業をしていた台湾はえ縄船の拿捕(だほ)に協力し、水産庁長官表彰を受けた。

 台湾のはえ縄船が昨年十月、日本の排他的経済水域内の小笠原諸島沖合で、漁業法違反(漁業監督官の検査拒否)をして逃走した。「たつまい」は、水産庁の取締船「白萩丸」(四九九トン)とともに違反船を追跡し、拿捕。台湾籍の船長(五四)を現行犯逮捕した。

 水産庁資源管理部の森田正博指導監督室長は五月三十一日、気仙沼市を訪れ、阿部船長に表彰状を手渡した。森田室長は市役所を訪ね、違法操業の取り締まりへの協力に感謝の気持ちを伝えた。

 気仙沼港所属の取締船は合わせて七隻あり、うち二隻を宗邦エンタープライズが運用し、日本近海で違法操業に目を光らせている。

 気仙沼の水産関係者は「水産基地・気仙沼に関係する船が、違反操業の根絶、資源管理の徹底を目指して行動していることが、実績で評価された意義は大きい」とたたえている。

 水産庁が拿捕した漁船は過去五年間で百五十隻を超える。年三十隻前後が日本の排他的水域で違法な漁業を行ったとして摘発されている。韓国籍が全体の八割以上を占めるが、最近は台湾籍も増加傾向にある。

 昨年十一月、スペインで開かれた「大西洋まぐろ類保存国際委員会」(ICCAT)の年次会合で、マグロを乱獲している台湾船の漁獲枠を削減するなどの規制と罰則を決めた。これも気仙沼港の船主らのねばり強い活動が成果を挙げた形だ。
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