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■県スポ少野球 大須小準V 2006.06.28
小さな学校大きな栄冠
部員15人 結束力で活躍南東北大会出場に意欲/
 小さな学校だが、気持ちでは負けないぞ−。河北新報旗争奪第29回県スポーツ少年団軟式野球交流大会の準決勝、決勝が25日、フルキャストスタジアム宮城であり、石巻市雄勝町の大須小ブルードルフィンズが準優勝した。メンバーは15人と少ないが、強い結束力で強豪と戦い大健闘。チーム事情で辞退した優勝チームに代わり7月の南東北大会の出場権も得て、選手たちは新たな目標を目指して燃えている。

 決勝は荒浜ビックウエーブ(仙台市)と対戦。相手投手の125キロという速球に押され、2−10で敗れたが、主将でもある先発の今野作哉、三回から登板した阿部翔太の両投手は最後まで強い気迫で相手打線に真っ向勝負を挑んだ。

 今大会は県内から過去最多の285チームが出場して5月3日に開幕。6年生主体のチームが多い中で、全校児童38人の大須は6年生5人、5年生4人、4年生6人のメンバー構成。励まし合いながら総力戦で臨んだ。

 5月8日の初戦から決勝まで8試合をこなした。特に1日で準決勝、決勝をこなす最終日の連戦は小所帯にとり大変。大須小教諭の横江良伸監督は「選手は疲労でいっぱいだった」と振り返る。

 同大会で準決勝、決勝まで勝ち進んだのは初めて。「大須の快進撃は地元の誇り」と、保護者以外にも2台の大型バスなどで100人以上の住民が球場に駆け付けて応援。フルスタに「頑張れ大須小」の大合唱を響かせ、選手を勇気づけた。

 進学先の大須中には野球部がなく、中学時代は好きな野球をあきらめなければならないという実情もある。それだけに選手は1試合でも多く戦いたいとの思いは強く、7月2日に福島市で開催される南東北大会は願ってもないチャンス。優勝すれば全国大会出場権も得るだけに今野主将は「チームの課題を修正し、この悔しさをぶつけたい」と意欲を見せる。横江監督は「皆、野球が好きだ。何とか長く野球に触れさせてあげたい」と話している。住民たちは南東北大会にもバスを貸し切って応援に駆け付けるという。
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