トップニュースファイル≫2006年06月
■帰郷組中心 島おこし活発 2006.06.21
田代 島内に散策マップ設置
網地 来月コンサート/
 石巻市の田代島と網地島に帰郷した島民が中心になって、島を元気にする活動が活発になっている。田代島では今年発足した「やろう会」(尾形亀助会長)が、散策マップを島内約十カ所に設置し、島外から訪れた人に迷わず散策してもらうサービスを始めた。網地島では三年前に発足した「あじ朗志組」(桶谷敦会長)が七月、コンサートを主催する。夏の観光シーズンを間近に控え、二つの島は活気づいている。

 田代島のやろう会は、島内では若手とされる六十代以下の住民七人で組織。田代島簡易郵便局長の平塚敬市郎さん(七〇)と網地島ラインの協力をもらい地図「田代島散策マップ」(A3判)を作製。これに防水加工し平塚さんが島内に設置した。

 マップには、観光スポットや史跡、距離などが記載してあり、迷わず目的地まで行けるよう工夫し、一部を除いて設置は終了。これからは島内に多い猫をキーワードにしながら楽しい島おこしを展開していく計画だ。

 網地島のあじ朗志組は、音楽で島を元気にしようとコンサートを企画した。七月一日午後一時半から網小医院体育館で予定している。

 石巻市日和が丘出身で、ベルリン音楽大を卒業後、ベルリンを拠点に演奏活動をしているピアニスト阿部祥子さんと、阿部さんの友人で国立音楽大卒業後、渡欧して友愛ドイツ歌曲コンクールで入賞した歌手高山圭子さんが出演する。

 三年前に石巻市西山町から網地島に帰って来た桶谷会長が、阿部さんの母依久子さんと絵画仲間だった。それが縁で昨年、阿部さんを招いて一回目のピアノコンサートを開催。二回目は高山さんの独唱を加え、一段と盛り上げる。

 石巻市の田代島は五月末の人口が百一人、網地島は五百四十五人。過疎化と高齢化が進行しているが、石巻市内から島に戻ったり、島内で新しい民宿を開業したりする人もいる。
ニュースインデックスへ戻る
※本ページに掲載の記事・写真などの一切の無断転載を禁じます。
Copyright (C) 2002 SANRIKU KAHOKU INC. All Rights Reserved.
WWW.SANRIKU-KAHOKU.COM