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■鯨の町 にぎわい再現 2006.06.21
捕鯨100年祭”再開”訴え
来月9日、鮎川浜
パネル展示や試食販売/
 石巻市鮎川浜での近代捕鯨(ノルウェー式)開始100周年を記念し、市は7月9日、おしかホエールランドを主会場に「捕鯨100年祭」を開催する。近代捕鯨のパネル展示や鯨肉の試食販売などを行い、捕鯨基地としての歴史をたどるとともに、鯨食文化の啓発を図る。

 六月十八日には、カリブ海の島国セントクリストファー・ネビスで開かれている国際捕鯨委員会(IWC)総会で商業捕鯨再開を支持する内容の宣言を賛成多数で採択、商業捕鯨の一時停止決定以降、捕鯨支持派が過半数を獲得したのは初めてということもあって、百年祭は盛り上がりそうだ。

 百年祭では、小型捕鯨業者から提供されるツチクジラを使用、焼き肉三百食と鯨汁二百食を振る舞う。

 販売コーナーでは、刺し身用の冷凍鯨肉一キロ(限定二百個)を二千円、五百グラム(同五百個)を千円の破格値で提供。一人一個の限定で、時間は午前十一時からと午後一時から。鯨加工品(缶詰、皮、ベーコン、タン)も市価より安く販売する。

 近代捕鯨パネル展は、明治から昭和にかけて鮎川浜で行っていた鯨の水揚げや、南極海での調査捕鯨の様子を写真で紹介する。

 市によると、鮎川浜で近代捕鯨が始まったのは一九〇六年六月十一日。同日、体長約二十二メートルのシロナガスクジラを捕獲した、という記録が残っている。

 五〇年代前半に最盛期を迎え、日本最大の「鯨の町」として知られるようになったが、八二年にIWCが大型鯨類の商業捕鯨一時停止を決めた後は、国の割り当て頭数の下、ツチクジラとゴンドウクジラの二鯨種による沿岸捕鯨を細々と続けてきた。

 現在は沿岸捕鯨に加え、二〇〇三年四月から始まった三陸沖沿岸調査捕鯨で伝統を引き継いでいる。

 百年祭とは別に九月には、シンポジウム「鯨と食文化を語る市民の夕べ」の開催を計画しているほか、今年まで行われた「伝統捕鯨地域サミット」に代わる催しを〇七年度に誘致することも決めている。

 市は「各種イベントで商業捕鯨の再開を訴えていきたい」と話している。
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