| ■養殖ホタテ異変?出荷に影響 |
2006.06.10 |
原因不明 貝柱が変色
北上−雄勝沿岸志津川でも同じ現象/
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石巻市北上町から雄勝町の沿岸で養殖されているホタテ貝に変色する現象が起きており、出荷額にも影響が出ていることが九日、石巻グランドホテルで開かれた第九回北上川河口周辺調査委員会(委員長・石川公敏環境アセスメント学会副会長)で、漁業関係者から報告された。ホタテ貝の出荷が本格化した二月半ばに分かり、今月に入ってから南三陸町志津川などでも同じような現象が現れているという。石巻市にある県水産研究開発センターでは、漁業者の情報を受けて調査に乗り出している。
委員会に出席した漁業関係者によると、本来は透明感のある美しいクリーム色をしている貝柱が、黒み、青みを帯びているという。
変色が起きているのは少ない時で水揚げの一割、多い時には三割に達するとみられている。しかし、殻を開けてみないと変色が確認できないため、選別して出荷することが難しい。
雄勝町東部漁協の生出太一郎組合長は「漁業者は変色したホタテ貝を”黒玉”と呼んでいる。深い場所ほどひどく、出荷を一時的に停止し、自然に回復するかどうかを観察したが、あまり変化がない。価格は二割程度下がった」と説明。「プランクトンの色素が原因か」と推測している。
県水産研究開発センターは「変色が病気であれば、へい死するホタテ貝が出る。しかし、へい死までには至っていない。元通りになるのかどうかを含め、さまざまな角度から調べてみないと原因を特定できない」と話している。
調査委には、北上川下流河川事務所や県石巻土木事務所、石巻市、河北町漁協、北上追波漁協、雄勝町東部漁協、雄勝湾漁協、北上町漁協の代表ら十六人が出席。二〇〇五年度に実施した水質環境、養殖対象生物、有用生物分布などに関する調査結果を報告した。
〇五年度は大雨や渇水などが少なく、河川行政に対する意見や要望は少なかったが、北上川河口周辺の海域で養殖されているホタテ貝に変色が起きていることを漁業関係者が問題視した。県水産研究開発センターは三月から調査を始めた。 |
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