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■やり直し市議選に汚点 2006.06.09
親族逮捕木村氏
会派会長を辞任/
 完ぺきを目指したはずのやり直し石巻市議選に汚点が付いた。市議二期目の当選を果たした木村忠良氏の親族が公選法違反容疑(供応、事前運動)で逮捕された報道は八日、選挙後初の議会に臨んだ市議たちを動揺させた。「また不名誉なことが起こるとは」「まさか再選挙で…」。市議たちはショックを受けながらも議事日程の消化に努めた。

 木村氏の所属会派、ニュー石巻は午前十一時から会議を開き釈明を聞いた。木村氏は親族の逮捕という不祥事を謝罪し、会派の会長を辞任した。会派内にはとどまる意向。ニュー石巻は後任の会長に阿部欽一郎氏を選任した。

 その後、木村氏は市役所記者室で会見。容疑事実の五月十二日の飲食を伴った会合について説明した。

 それによると、市内の旅館で開いた会合は、旧牡鹿町を主地盤とする木村氏が旧石巻市に支持を広げる足掛かりにしている石巻後援会の幹部会。出席した二十五、六人の大半が親族で、木村氏は会合を呼び掛けた弟に求められ夫婦で出席した。

 出席者に対して木村氏はやり直し市議選に至った経過を説明するとともに、立候補することを「明言した」。飲食で接待することを知っていたが、「千円会費」と聞いていたという。会費の不足分を弟が立て替えて支払い、その金額を牡鹿後援会の支出で補ったことを後に知らされた。

 木村氏は「親せき相手だったので、わたしも後援会も(供応や事前運動の)認識がなかった。選挙運動で違反のないよう心掛けてきたつもりだが、有権者の皆さんには申し訳ないことをした」と述べた。

 議員失職につながる連座制の適用に関して「可能性はある」としながらも、自らの責任については「これからの捜査、公判の状況を見守りたい」と述べるにとどめた。

 臨時議会の開会直前、ニュー石巻の会派代表変更届け出が提出されたことから「事情説明がほしい」などと他会派が主張。本会議は二十分遅れて始まった。

 土井喜美夫市長は「とても驚いている。事実だとすれば連座制が適用されるのではないか」と心配しつつも、やり直し選挙で違反が起きたことには「あくまで個人の問題。市全体の問題ではない」と述べた。
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