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■次長が寄付金 無断流用 2006.06.01
東松島市社協
2300万円、懲戒解雇へ/
 東松島市社会福祉協議会(永沢芳秋会長)は三十一日、個人や企業からの寄付金「福祉基金積立金」(定期預金)の約二千三百万円を事務局次長の男性職員(四三)が二〇〇五年二月に勝手に解約していた、と発表した。矢本、鳴瀬両町社協が合併して市社協が誕生する直前で、旧鳴瀬社協の積立金の全額。局次長は部内での事情聴取に対して「自分の借金の返済に充てた」と事実関係を認め、両親が一部を弁済した。市社協は理事会で職員を懲戒解雇する方針を決め、刑事告訴を検討している。

 永沢会長と菊池利男常務理事、津田恒一事務局長が、石巻市役所記者室で会見して明らかにした。

 市社協によると、局次長は当時の町社協会長印を使って定期預金を銀行から引き出したらしい。会長印は事務局長が管理しているが、町社協の職員は計三人と少数。誰もいない時に、会長印を勝手に使ったらしい。誰でも会長印を取り出せる状況にあったという。

 五月十九日に〇五年度決算の帳簿整理中に不審点が浮かび、局次長から事情を聴いた。「申し訳ない。借金を払った。頭が真っ白で思い出せない」と話したという。二十二日から出勤していないが、連絡は取れるという。

 市社協は市から人件費の補助を受けている。積立金は町社協当時から将来、独立して事業を行うために基金として積んでいた。寄金は通常、普通預金にプールされ、一年に一度、定期預金に移していた。二千三百万円は鳴瀬町社協が法人化された一九八六年度からの総額とみられる。

 市社協は二十九日に理事会を開き、局次長を懲戒解雇することを決め、本人にも口頭で伝えた。二十五日に自宅に幹部が出向き、両親から三十五万円の弁済を受けた。

 局次長は鳴瀬町社協の法人化と同時に採用された。当時、事務局長だった菊池常務は「勤務態度も良く、宮城県連続地震の取り組みを他地域で紹介する活動もしていた」と説明した。

 永沢芳秋東松島市社会福祉協議会会長の話 善意に支えられた多額の公金を無断で消費した。おわびしたい。原因の究明と管理態勢の徹底を図りたい。
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