| ■古里の戦中戦後 記録に |
2006.05.21 |
南三陸出身の大学院生・山内さん
お年寄りから聞き取り、助手役の中高生募集/
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戦中、戦後を生き抜いたお年寄りの人生体験を本にして次代に残そうと、南三陸町出身の女性が古里で聞き取り調査の準備を進めている。一橋大学院修士課程に在籍する山内明美さん(三〇)=会津若松市在住=で、今年の夏休み期間中、調査に協力してくれる中高校生の募集を始めた。
山内さんは旧志津川町入谷出身で、高校を卒業し町ひころの里、図書館などに勤務。その後二〇〇五年に慶大環境情報学部を卒業した。現在、福島県立博物館の非常勤職員。志津川にいたころ、地域雑誌「人力空間」を手作りで発行したこともある。
お年寄りのライフヒストリーに光を当てようと思い立ったのは「戦時中のことなど、高度経済成長以前の記録を地域レベルで残すべきだと感じたため」という。狭い地域の歴史を発掘してみようという試みは、季刊誌「東北学」の執筆などで地域史の研究に携わる赤坂憲雄・同博物館長の影響も受けた。
山内さんは「戦後六十年を経て、歴史認識に関する議論は盛んですが、その歴史を体験した人たちが私たちの身近に多くいます。お年寄りの生きざまを知ることは、若い世代が未来を切り開く上で必要なことで、教科書にはない歴史を発見することができると思う」と話す。
調査活動は夏休みに二週間ほど集中して実施する計画という。南三陸町内から「字」単位の地区を選び、そこに住むお年寄り宅を訪問して話を聞く。募集する中高校生は六人程度。調査後も、原稿にまとめて出版準備をする一年半ぐらいの間、随時手伝える人を希望している。募集は六月末まで。連絡先は山内さん宅0242(24)6618かメールakemi@2005jukuin.keio.ac.jp |
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