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■三陸新報社長が不出馬働き掛け 2006.05.14
気仙沼市長選「勝ち目はない」
2月予定者の親族宅で/
 気仙沼市長選(四月二十三日告示、三十日投票)で、三陸新報社の編集局幹部がかけた嫌がらせ電話が問題になっているが、同社の浅倉真理社長が二月、立候補を予定していた男性の親族に「勝ち目はない。見送るべきだ」などと不出馬を働き掛けていたことが分かった。編集局幹部が三月に嫌がらせ電話をかけた相手は、この男性の支持者。男性は市長選に立候補したが落選した。

 関係者によると、浅倉社長は、男性が立候補表明の記者会見をする直前の二月中旬、男性の複数の親族宅を訪ね、「立候補しても現職の鈴木昇氏にかなわない。負けるのは確実。今回は立候補しない方がいい」などと語った。

 また、その直後、男性が立候補を決断して三陸新報社にあいさつに行った時も、浅倉社長は同様に不出馬を働き掛けたという。男性は「熟慮の上で決断し、周囲にも表明しており不出馬はない」と述べて、働き掛けを拒否。その上で「三陸新報の紙面では公平な扱いをお願いします」と要望したという。

 この男性の支持者は「気仙沼市で影響力の大きい三陸新報のトップから『負けるので出ない方がいい』と言われたのは、かなりのプレッシャーになっただろう」と話している。
 男性の陣営の関係者は「不出馬の働き掛けは、浅倉社長の善意からの忠告という見方もできるが、意見を求められたわけでもないのに、わざわざ複数の親族を訪ねて不出馬を働き掛けているのは、忠告の域を超えている。何か政治的な意図があったのだろうか」と話している。

 三陸新報の編集局幹部が、この男性の支持者に嫌がらせの電話をかけたのは、それから三週間ほど後の三月十五日。編集局幹部は「特定の人を推していると商売に影響するんじゃないですか。当選しても無効だし、警察に告発するからね。必ず捕まるからね」などと、強い調子で話したことが明らかになっている。
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