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■石巻市内 消える老人クラブ 2006.05.26
昭和世代が敬遠?後継者難
泉町明生会、解散機に福祉へ寄付/
 石巻市の泉町老人クラブ明生会(沼津貞助会長、会員六十八人)が解散することになり、二十五日、積み立てていた活動費の残金二十万七千五百四円を社会福祉のために寄付した。会員の高齢化が進んで役員のなり手が減少し、世話役不在で活動に支障を来したのが解散の理由。市社会福祉協議会によると、明治・大正世代から昭和世代への継承が進んでいない老人クラブが多く、解散する例が最近目立っているという。

 市役所に寄付に訪れた沼津会長(八〇)ら役員四人は、土井喜美夫市長に寄付金を手渡した。土井市長は「大切なお金なので、特に丁寧に使わせていただきます」と述べ感謝状を贈った。

 明生会は発足して四十年以上になる。最盛期は約百三十人の会員が活動していた。沼津会長は「にぎやかな時代は事務局の運営が大変だったこともあった」と懐かしむとともに、「昭和生まれの人がなかなか入ってこなくて、八十歳以上の明治・大正世代ばかりになってしまった」と残念がった。

 明生会は趣味や旅行といった親睦(しんぼく)活動のほか、泉町緑地公園の清掃奉仕も担っていた。役員の一人は「広い公園の清掃は人数が少ないと大変で骨が折れるようになっていた」と話した。

 趣味や余暇の多様化が進み、老人クラブの会員減少と「後継者難」は全国的な傾向という。旧石巻市内では昨年一年間で十の老人クラブが解散。旧町も含めると二十近いクラブが消滅した。市内全体で現在、百八十七クラブで八千四百八十人が活動しているが、加入率は年々下がり、約26パーセントとなっている。
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