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■宿泊施設に避難所ステッカー 2006.03.30
気仙沼・階上地区
「津波時などに利用して」/
 津波など災害発生時の一時避難所として地区内にある旅館・民宿を提供していくことを決めた気仙沼市階上観光協会(辻隆一会長)に対し、市はステッカーを提供した。

 ステッカーは、白地にオレンジ色の目立つ枠取りと文字「災害時ひなん協力施設」が入る。三月に消防庁が定めた津波避難のマーク、階上地区にある景勝地、岩井崎の潮吹き岩のカラー写真をレイアウトした。子どもでも分かるように「ひなん(避難)」とひらがな表記にしている。

 ステッカーは粘着シート式。市危機管理室によると、雨風にさらされても破損、色あせしにくい素材を使っているという。

 鈴木昇市長からシートを受け取った辻会長は「海水浴客や観光客の安全確保を図りたい。他地区の宿泊施設からも問い合わせがあった。全市的な広がりがあればいい」と話した。

 同観光協会が、一時避難所として自主協力するのはお伊勢浜海水浴場と岩井崎に近い十二の宿泊施設。今月中旬に、市に申し入れをした。近い将来発生が確実視されている宮城県沖地震津波への備えとして、海水浴客をはじめ観光・行楽客に安心と安全を提供することを目的としている。同観光協会は今後、来遊客にPRし、確実な避難に結びつけたいとしている。

 階上地区は、宮城県沖地震で津波が発生した場合、気仙沼市で最も早く第一波が到着する。過去には、一八九六年の明治三陸大津波により、大きな人的・物的被害が出ている。現在、地区内の小中高とも協力し、災害時の自助・共助態勢づくりを進めている。
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