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■災害時、一時避難所に提供します 2006.03.16
気仙沼の旅館・民宿
階上観光協が市に申し入れ/
 気仙沼市階上観光協会(辻隆一会長)は、津波など災害発生時の一時避難所として地区内にある旅館・民宿を提供していくことを決め、十五日、市に申し入れた。

 今回、一時避難所として自主協力するのはお伊勢浜海水浴場と岩井崎に近い十二の宿泊施設。近い将来発生が確実視されている宮城県沖地震津波への備えとして、海水浴客をはじめ観光・行楽客に安心と安全を提供することを目的としている。

 辻会長は「昨年の8・16宮城地震では、堤防の上まで海水浴客は素早く避難したが、そこからさらに高台まで行く人は少なかった。旅館・民宿を開放することで、確実な避難ができるようにしたい」と、今回の申し入れの意義を鈴木昇市長に話した。避難後は状況に応じて、食料や布団の提供などさまざまな対応をしていく考えだ。

 鈴木市長は「観光地として先進的な取り組みだ。支援したい。さらに他地区にも広がればいい」と感謝した。市は、一時避難所を示すステッカーを製作するなどして、同観光協会の取り組みを支援していく。

 階上地区は、宮城県沖地震で津波が発生した場合、気仙沼市で最も早く第一波が到着する。一八九六年の明治三陸大津波では、岩井崎とお伊勢浜を結ぶ明戸地区で四百三十二人が犠牲になった。

 現在、市が進める防災マップづくりにも積極的に取り組んでいるほか、階上中での防災教育など地区を挙げて、災害時の自助・共助態勢づくりを進めている。
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